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坊主を回避できたのか?
玉砕を覚悟で、今年最後であろう丹後のエギングに行ってきた。
しかし、この時期、あたればデカイ!と信じて家を出たのだが、西の風が強く、ホームには行く事が出来なかった。
そもそも丹後の実家に用事があったための釣行なので、それほど気合いは入っていなかったが、“はい、これで今年の丹後はおしまい”というきっかけもほしく、行く事にした。
実は、西の風が強くホームでは竿を出す事ができないという予測は京都でもできていた。最近の天気予報はたいしたものである。
目的地は、西風に強い、とある漁港に決めていた。そこそこ有名な漁港である。
家の用事を済ませ夕方の漁港に着いたのだが、そこで今回の釣行はドラマがあった。(^^;
いつものように、「ショルダーバッグ」と「クーラー」を肩から下げ、さらに「ギャフ」と「竿」を手に握り、漁港を歩いていると、水面に何かが見えたのである。
ここからは、すこし状況を分かりやすく表現しよう。
# ぺぽ→わたし
# タル→タルイカ
# おじ→偶然、釣りを終えて通りかかった叔父さん
# おば→おじの奥様
ぺぽ:えっ!何?ロープ?
ぺぽ:えっ!エンペラー!!タルイカじゃないか!!!
ぺぽ:うそっ!ちょっとまって、竿、えっ!どこに置こ。いいや何でも。
ぺぽ:よっし、つかまえるでぇ〜
ぺぽ:えっ、ゆっくり遠ざかってる。見つかったかな。そりゃ見えるわな。
ぺぽ:(シュルシュル)そっとギャフを伸ばして、おっ、いい感じ。
ぺぽ:今だ!えいっ!
タル:フルジェット=3 も一回 フルジェット=3
ぺぽ:ええっ〜(タルに引っ張られ体が45°傾く)すっげー。なんちゅう力や!
ぺぽ:よしよし、こっちにおいで、こっち、こっち。
ぺぽ:えっ、これ上がらへんわ。どうしよ。(汗)
ぺぽ:しかたない、潮が満ちているので、このまま、カジキマグロが船に引き上げられるように引っ張り上げよう。
ぺぽ:よいしょっ。えっ!ギャフが貫通していない。まずい、刺さっているけど、このままだと針が伸びでしまう。このイカ、固いのか?
ぺぽ:わわわわぁ、ダメか!いや、たえろぉー!わわわぁ!
ぺぽ:きぇぇぇ〜!(心の叫び)
ぺぽ:やったぜ!無事に引き上げたぞぉー!タルイカとったどぉー!
ぺぽ:えっえっ!こいつ海に逃げようとしている。結構なスピードで歩いている。まって(イカのエリモトをぐわしっ!っとつかむ)。
ぺぽ:こんにゃろ!とうっ! ふぅ〜。危ないところだったが、なんとかキャッチだ。
おじ:おっ!とったのか?
おば:まぁ。
おじ:も一匹いるはず。おらんか。おらんか。(キョロキョロ)
おば:まぁ。
ぺぽ:(まてよ。これクーラーに入るんか?入らんな。どないしょ。さばこかなぁ。とったはいいが、冷静にかんがえると、どうしたものか)
おば:どうしたん。
ぺぽ:さばこかな。
おば:そうだね。
ぺぽ:えっと、ナイフ、ナイフっと。
ぺぽ:(そうだ、こんなに消費できひん)あのぉ〜ゲソいります?
おば:いるいる。
おば:私がさばいてあげる。任せて。
ぺぽ:はぁ。
おば:よく切れるね。このナイフ。
ぺぽ:(そう、このDAIWAのナイフ。悲しい事だが、あまりお世話にな機会がない)大丈夫ですか?
おじ:大丈夫、この人、魚屋だから。
ぺぽ:えっ、じゃぁ、すべてお任せします。
ぺぽ:(まてよ、魚屋のおばちゃん、魚釣りをしてたのか?)
おば:はいよ。じゃぁこっちもらうね。すごいね、見てこの目玉。どんな料理にしようかなぁ。
ぺぽ:(さすが魚屋さん。あっというまである)あっ、喜んでいただいて嬉しいです。
ぺぽ:(かなり無理はあるが、なんとか折り曲げてクーラーにも入った。助かった)
と、こんな感じ。
とても、気さくな、何度も、ありがとう、ありがとう、って親切な叔父さんと叔母さん。
正直なところ、「さばいてくれてありがとう」と、私の方が助かった。
この時期になると、タルイカは漁港などでよくとれる。波の状況と風向きによっては、一度に何杯もあがるらしい。
数年前から、タルイカがギャフでとれる事はしっていた。専門にとられている方とも何度か話をした事もある。それに、捕獲したところを目撃した事もある。
地元の叔父さま方は、自分で改造した、超ロングなギャフを作成して漁港をまわっている。
暗黙のルールもあるらしく、先にギャフをかけた人のものになるらしい。
ちなみに、このタルイカの捕獲。専門家に言わせると、タルイカ拾いと言うらしい。
何とも良い感じのネーニングである。
それにしても、良い経験をした。
この状態で 5kg もある。
いったい何キロあったんだろうか。
おかげでギャフの針が一本伸びでしまった。戻してみたんだが、なんだか開きがギクシャクしている。
ちょっと高くついたのかな。
2010/12/06 (Mon.) Comment(0) 釣り
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