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釣り人の妄想 (エギ)
このエギという物体。色んなメーカーから数多くの種類が発売されています。オレンジやピンクといった自然界には存在しないような色で着飾ったカラフルな物から、アジやコノシロといったリアルな物まで、本当に多くの種類が存在します。
釣具屋さんの棚を占領している光景も珍しくなく、私なんかはその数に圧倒され、もはやどれを選べば良いのか分からなくなってしまった結果、烏賊ではなく自分の好みで選ぶことも多々あります。きっと皆さんは経験から得た実績のある製品を中心に、それぞれの特徴を理解して購入されているのでしょうが、どうしても私は自分の気に入ったエギを購入してしまいます。(^^;
では、そのエギ、烏賊は一体何に間違ってとびついてくるのでしょう。皆さん、そんな事を考えた事はないでしょうか。エギングを初めて知った時にはだれでもその疑問を持ったはず。今回は、そのエギについて妄想してみましょう。
その物体の名前はエギ。漢字で書くと餌木。今ではその多くは合成樹脂から形成され、シンカーと呼ばれる浮力を調整する部分と烏賊を引っ掛けるためのカンナと呼ばれる針を備えた独特の形状をした物体。
その不思議なエギという名前は、漢字があることから古くからあった事を想像させます。餌の木。つまり、餌を木で作った擬態という事はまちがいないでしょう。そこまでは良く分かるのですが、擬態というわりに、それのもとになった餌を想像する事ができません。何を真似たのでしょうか。実に微妙な形状で、魚と考えるには無理があるようにも思います。どちらかといえば、甲殻類。エビに似ているようにも見えます。エギのエは、エビのエ。そういう事にしておきましょう。
エビは、日本近海で多くの種類か漁獲されています。という事は烏賊のエサであったとしても不思議ではありません。何かに驚き、岩場から跳ね上がる姿は、まさにエギングでシャクっている時のエギの動作を彷彿させます。
ここまで決定的に似ていれば、エギはエビだったのかという結論に至ります。そうしましょう。
しかし、ちょっと納得できない、何かモヤッとした違和感も残ります。
何故、エギを販売しているメーカーは、ブドウエビカラーや甘エビカラーではなく、アジカラーやコノシロカラーなのでしょうか。伊勢エビカラーだってあっても良さそうなものです。やはりエビがモデルではないのだろうか。それとも、メーカーさんが間違っている?いや、多くのテストをして導きだされた結果なのだろうことは容易に想像する事ができる。やっぱりモデルは魚なのだろうか。
この際、エビでもなく魚でもないと考える事にしよう。
そもそも、烏賊は色を識別できているのだろうか、であったり、形を見てエサかどうかを判断しているのだろうか、といった疑問が出てくる。よく考えてみれば、烏賊は人間が考えるようなことまで考える事ができない。理性という物がないとすれば、その行動はすべてが本能だろう。なんだろうと思えば近づくし、美味そうと思えば食べてしまう。もしかすると、美味しそうという考えもないまま、補食しているのかもしれない。
色も形もそれほど関係ないとすれば、エギはエビだろうが魚だろうが関係ない事になる。なんだ、何でも良いのかという新たな結論に至ってしまった。
ただ、大きさは関係あるだろう。動物は相手の大きさによって自分の行動を左右させる事が多い事も事実。エリマキトカゲやキングコブラが体を大きく見せてるというのも相手があっての事、本能には大きさに対する行動が組み込まれているに違いない。
つまり、こういう事になる。
エギは、色や形は関係なく、大きさが大切。
烏賊は、そこにある物体が何だろうと興味を持ち近づいたところ、シャクリによる突然の動作を獲物が逃げたと、その抽象的な姿と大きさだけで反応してしまい、補食行動に入る。そんなところであろう。(^^;
ほんまか?・・・そりゃもう“妄想”ですからね、何とも。
今回の妄想は、エギについてでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
釣れないと、色々考えてしまいますね。(^^)v
2010/09/11 (Sat.) Comment(1) 釣り
Comments
こんにちは!
釣れないと、いろいろ考えてしまいますよね~
私の知り合いの漁師さんは、150円エギに買ってすぐにボンド塗りたくりで、バンバン釣ってましたよ。
それに、私の師匠は拾ったエギで5杯釣ってましたっけ・・・(笑)
エギングって、オクが深いですよね♪
弟子2号♪ 2010/09/11 (Sat.) 16:27 edit
弟子2号♪さん
>それに、私の師匠は拾ったエギで5杯釣ってましたっけ・・・(笑)
師匠は拾ってましたかー。
流石です。。。(笑)
明日、一足お先に行ってきま〜す。
2010/09/11 17:41