2025
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釣り人の妄想 (エギ)
このエギという物体。色んなメーカーから数多くの種類が発売されています。オレンジやピンクといった自然界には存在しないような色で着飾ったカラフルな物から、アジやコノシロといったリアルな物まで、本当に多くの種類が存在します。
釣具屋さんの棚を占領している光景も珍しくなく、私なんかはその数に圧倒され、もはやどれを選べば良いのか分からなくなってしまった結果、烏賊ではなく自分の好みで選ぶことも多々あります。きっと皆さんは経験から得た実績のある製品を中心に、それぞれの特徴を理解して購入されているのでしょうが、どうしても私は自分の気に入ったエギを購入してしまいます。(^^;
では、そのエギ、烏賊は一体何に間違ってとびついてくるのでしょう。皆さん、そんな事を考えた事はないでしょうか。エギングを初めて知った時にはだれでもその疑問を持ったはず。今回は、そのエギについて妄想してみましょう。
その物体の名前はエギ。漢字で書くと餌木。今ではその多くは合成樹脂から形成され、シンカーと呼ばれる浮力を調整する部分と烏賊を引っ掛けるためのカンナと呼ばれる針を備えた独特の形状をした物体。
その不思議なエギという名前は、漢字があることから古くからあった事を想像させます。餌の木。つまり、餌を木で作った擬態という事はまちがいないでしょう。そこまでは良く分かるのですが、擬態というわりに、それのもとになった餌を想像する事ができません。何を真似たのでしょうか。実に微妙な形状で、魚と考えるには無理があるようにも思います。どちらかといえば、甲殻類。エビに似ているようにも見えます。エギのエは、エビのエ。そういう事にしておきましょう。
エビは、日本近海で多くの種類か漁獲されています。という事は烏賊のエサであったとしても不思議ではありません。何かに驚き、岩場から跳ね上がる姿は、まさにエギングでシャクっている時のエギの動作を彷彿させます。
ここまで決定的に似ていれば、エギはエビだったのかという結論に至ります。そうしましょう。
しかし、ちょっと納得できない、何かモヤッとした違和感も残ります。
何故、エギを販売しているメーカーは、ブドウエビカラーや甘エビカラーではなく、アジカラーやコノシロカラーなのでしょうか。伊勢エビカラーだってあっても良さそうなものです。やはりエビがモデルではないのだろうか。それとも、メーカーさんが間違っている?いや、多くのテストをして導きだされた結果なのだろうことは容易に想像する事ができる。やっぱりモデルは魚なのだろうか。
この際、エビでもなく魚でもないと考える事にしよう。
そもそも、烏賊は色を識別できているのだろうか、であったり、形を見てエサかどうかを判断しているのだろうか、といった疑問が出てくる。よく考えてみれば、烏賊は人間が考えるようなことまで考える事ができない。理性という物がないとすれば、その行動はすべてが本能だろう。なんだろうと思えば近づくし、美味そうと思えば食べてしまう。もしかすると、美味しそうという考えもないまま、補食しているのかもしれない。
色も形もそれほど関係ないとすれば、エギはエビだろうが魚だろうが関係ない事になる。なんだ、何でも良いのかという新たな結論に至ってしまった。
ただ、大きさは関係あるだろう。動物は相手の大きさによって自分の行動を左右させる事が多い事も事実。エリマキトカゲやキングコブラが体を大きく見せてるというのも相手があっての事、本能には大きさに対する行動が組み込まれているに違いない。
つまり、こういう事になる。
エギは、色や形は関係なく、大きさが大切。
烏賊は、そこにある物体が何だろうと興味を持ち近づいたところ、シャクリによる突然の動作を獲物が逃げたと、その抽象的な姿と大きさだけで反応してしまい、補食行動に入る。そんなところであろう。(^^;
ほんまか?・・・そりゃもう“妄想”ですからね、何とも。
今回の妄想は、エギについてでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
釣れないと、色々考えてしまいますね。(^^)v
2010/09/11 (Sat.) Comment(1) 釣り
2010
09
06
豆アジ調査隊
「あおいちゃん」から“連れてって”“連れてって”と言われている豆アジ釣り。
何時もサビキ釣りをしているファミリーを横目で見ては心苦しく感じています。
「あおいちゃん」というのは、友達の小学校3年生になる娘さん。
ずっと前、仲良し家族が集まって子供たちを豆アジ釣りに連れて行った時、まだ小さかった「あおいちゃん」だけがお留守番でした。
その「あおいちゃん」も大きくなりました。
前回行ったお兄ちゃんよりも大きくなり“小さい子は危ないから”という理由では説明がつきません。
何とか連れて行ってあげたいな。
しかし、京都から2時間以上もかけて行くんだから“釣れなかった”では寂しすぎます。
釣果が約束されている釣りなんてものはありません。
不安になります。
という訳で、その不安を少しでも減らすため、豆アジの調査をしてくる事にしました。
豆アジの調査なんて初めてです。(^^;
目的地は小浜方面の小さな漁港。
15:30 京都を出発して 17:30分に豆アジ釣りを開始しました。
そもそも、私の豆アジ釣りに関する知識はこの程度。
・時期 → 初夏から晩秋
・時間 → 夕方 (17:00-暗くなるまで)
・釣り方 → サビキ (Mキャロ勉強中)
・場所 → 波止
・難易度 → 入門(ファミリー向き)
ザックリとこんな感じですよね。
おそらく、これで十分である。
それと、この少ない知識に加えて、とっておきの秘策があり、今まで、どんなに周りが釣れていない時でも、それを使うことでそれなりに結果を出してきました。
秘策だから秘密。
( ̄ー ̄)ニヤリ
その秘策にはちょっとした自信があり、色んな所で自慢もしました。
( ̄^ ̄)えっへん
講釈をたれたことだってあります。
v(ー_ー)チッチッチッ
・
・
・
( ̄Д ̄;;
釣れません。
秘策を炸裂しても釣れません。
どうしたことか、まったく反応がありません。
こんなことは初めてなので、ゆっくりと考察をしたいところではあるが、時間がありません。
豆アジは何処?
おったら絶対釣れるんやって!
おらへんのーーーーーーー?
それとも、とっておきの秘策に効果がないのか。
だいたい、豆アジだと思って、適当に考えていたのが間違いなのか。
場所に問題があるのか。
日の沈む方角と山の影に問題はないのか。
アミエビに問題があるのか。
集魚効果を高めるために、ボイルのオキアミを混ぜた方が良かったのか。
サビキの色やサイズに問題があるのか。
つ、、、釣れない。
アッという間に時間は過ぎ去り、辺りは暗くなって行きます。
私の心だって真っ暗だい。
「あおいちゃん」の件は、少し考えないとまずいかな。
そんな中、最後まで頑張ってくれた嫁さんと娘、ありがとな。(ノ_・。)
たったの2匹だったけど、君たちがいると救われます。
2010/09/06 (Mon.) Comment(0) 釣り
2010
09
03
釣り人の妄想 (秋烏賊攻略)
エギングをしている時の頭の中は、「エギの動作」や「シモリ(地形)」、そして烏賊が「近寄ってくる」そんなイメージでいっぱい。
場合によっては、「とりこみ」や「軽量」、「御裾分け」まで想像してしまう。(笑)
妄想家として、こんなに幸せな時間はありません。
というわけで、今回は、秋のチビ烏賊を攻略している時の妄想を紹介しましょう。
何故、秋烏賊なのかという事ですが、エギングは季節によって妄想している内容が少し違っています。
そうですねぇ〜。チビ烏賊の群れが無邪気にはしゃいでいる姿と、恐ろしい体験を重ねて警戒心の強くなった親烏賊の姿では、随分違っています。
なので、妄想は状況によって使い分けなくてはなりません。
今回は好奇心いっぱいで無邪気な秋烏賊。
それと、妄想の前に念のため(誰も信じちゃくれないと思いますが)。
この文章は“妄想”なので、その内容には何の根拠もなく、勝手な「思い込み」や、過去に「良い経験をした」時のイメージが綴られているだけです。
しかも、妄想中に出てくるエギの動作は、実際に出来ている訳ではなく、そう思っているだけなので、その辺りはお許しください。
妄想家とはそんなもんです。(^^;
では、妄想の世界へようこそ。
先ず、エギングで大切な事は、エギをキャストしてから烏賊を釣り上げるまでの一連の流れで、エギをどのように動作させるかということです。
と言っても、相手は海の中。多くの場合は水中の出来事を目で見て確認する事ができません。
となれば、エギの動作や烏賊の行動は、想像に頼ることになります。
つまり、キャストしてエギが見えなくなってから見えるまでの間は、完全な想像の世界になる訳です。
DVDで見た映像のように自分のエギが動いているのかも怪しいものです。シュノーケリングで見た浅い岩場が、何処に行っても同じとは思えません。
ある程度のイメージはあるが、見えない部分の動作については想像をしなければならない。
そう、この色々と想像している内容に全く根拠がないから、全て妄想と言えるのです。(^^;
では、その一回の流れ、エギが見えなくなってから烏賊を釣り上げるまでの妄想をエギ目線で説明してみましょう。
↓
[視界を横切る]
↓
[気がつかれていないふり]
↓
[警戒]
↓
[本気で逃げる]
↓
[ビビりながら疲れる]
↓
[烏賊に捕まる]
という感じ。かなり妄想は膨らんでいます。
釣り人が行う動作のシャクリやフォールは、全てこれらの妄想に沿って行うことになります。
上の説明だけでは何の事か分かりませんので、それらの各エギ目線を順番に説明してみましょう。
[発見される]
先ず、発見されなければ全てが始まりません。アオリ烏賊は大きな目をしていますよね。さぞかし視力は良いんでしょうね。でも、そこが藻場だったり岩陰なんかだと発見されにくい場合もあります。烏賊とエギまでの距離があったり、濁りなんかがあるとなおさら発見されないでしょう。
ここは、全力でアピールする必要があります。
激シャクリ!
エギ自身を見せるという目的もありますが、もう一つ大切だと思いこんでいるのは水中で伝わる波動です。ワインドで“タンッ!”、“タンッ!”って波動を作ります。
エギの存在を波動で感じさせ見つけてもらいます。
ここでの目的は発見される事なので目立ってなんぼ。とにかく“タンッ!”、“タンッ!”、“タンッ!”、“ここですよぉ〜”という感じ。
いかに(烏賊)に発見されるかが重要です。(^^;
頭の中は、この最初の時点で釣り上げる烏賊をロックオンします。
何気なく“チラッ”って感じで烏賊がこちらを見ています。その視線を頭の中で感じたら次のエギ目線に移ります。
[視界を横切る]
このエギ目線で大切な事は、その烏賊の視角から外れる事です。
視角から外れる事で“えっ!”、“何処に行った?”と烏賊に思わせ、捕食モードにスイッチを入れさせます。
大きなシャクリや連続したショートピッチでチラ見した烏賊の視界からギリギリ外れている場所に姿を消します。
この時に大切なのが烏賊の視角です。
サイトでチビイカと遊んでいると、烏賊の視角は水平方向が広く、垂直方向は狭いのでは?と感じる時が結構あります。
これを利用し、縦方向へエギを移動させます。水平方向に大きく動作させてもなかなか視角から出る事はありません。
私の場合、一気に水面近くまでシャクリ上げます。
烏賊の視角から外れたと思ったら、次のエギ目線です。
[気がつかれていないふり]
一旦、烏賊の視角から上方向に外れたら、フォールに入ります。
ここは、通りすがりの通行人のように周りを気にしない自然なフォールです。再度、烏賊に見つけてもらいます。あまり視角から外れすぎると見つけてもらえなくなるので、ギリギリのところで姿を消しておくのはこのためです。
“ここにいたのか”と、烏賊に思わせる事が大切です。捕食モードのスイッチが切れるまでに見つけられなければなりません。
この時、エギは、烏賊の目線に対して知らないふりをしてやり過ごします。
先ほど“何処に行った?”と思わせた烏賊に“ここにいたのか”と安心させれば次のエギ目線に移ります。
[警戒]
そして、エギは烏賊に気が付きます。
烏賊に見つかってしまった!と驚きステイさせます。
蛇に睨まれた蛙の状態です。
完全に止める事は出来ないので、止まっている感じ、あるいはスローな水平移動。
とにかく、エギは蛙にならなくてはなりません。きっと、水中でなければ、エギから嫌な汗が垂れ落ちているでしょう。
しかし、この状態はそれほど長くは持ちません。
ダメだ!烏賊に捕まると感じたら次のエギ目線です。
[本気で逃げる]
ここは本気で逃げなければなりません。
エギをいくら素早く動かしたところで、全力で逃げる魚ほど上手く逃げる事は出来ません。
烏賊は、あの素早い魚を捕食しているんです。本気で逃げたところで、烏賊がその気になれば、簡単に捕まってしまいます。
逃げる姿に烏賊はグングン刺激され、全力で捕食しようと襲いかかってきます。
ここが難しいところです。つかまえて欲しいけど、つかまえないで欲しい。複雑ですが、烏賊を信じて全力で逃げます。
簡単に捕まってしまうと、烏賊はエギをすぐに放してしまいます。
烏賊の視角から外れてもダメです。“いやぁ〜”、“助けてぇ〜”という感じ。
逃げ切れないと思ったら次のエギ目線です。
[ビビりながら疲れる]
もう逃げられない。袋小路でビビっている姿を演出する為、止めたり小刻みに動かしたりします。
“あぁ〜”、“こないでぇ〜”
ダメ、捕まる!と感じたら次のエギ目線に。
[烏賊に捕まる]
エギは逃げる事をあきらめます。
ビビっている演出を止め、おとなしく停止させます。または、完全な水平移動。
この時が一番のドキドキ。ドキドキ。ドキドキ。
ラインや竿先に全神経を集中させアタリを待ちます。
この状態でも釣り人は欲を出し「実はエギを狙っている烏賊は1匹ではない。突然、先ほどからのやり取りを見ていた大きな烏賊が横取りに来るかもしれない」などとも考え出します。(^^)
次の瞬間、触手がエギに触れ、烏賊はエギを抱き込みます。
“餌(エギ)を捕まえたぜ”という烏賊の視線を感じたらカンナを滑らせフッキングさせます。
烏賊の重みを感じれば妄想の世界から脱出です。
と、まぁこんな感じ。
エギを投げてから最後のフッキング動作までは全てが妄想。しかも、最後の妄想で烏賊の重みを感じれは、その後の妄想はさらに膨らみ、
「あの逃げ方は中々出来ないんじゃないかな」とか「烏賊を怒らせてしまったな」なんて、妄想は際限なく膨らみます。(^^)v
ほんまか?・・・そりゃもう“妄想”ですからね、何とも。
今回の妄想は、秋烏賊攻略についてでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
しかし、こんな事を、何時間もやっているのかと思うと、釣りバカとはよく言ったものです。
ひたすら妄想を続けているんですからね。
私もその釣りバカの一人。(^^;
内容は違えど、多くの釣りバカさん達は、こんな感じの妄想をされているのでは。
2010/09/03 (Fri.) Comment(0) 釣り
2010
08
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秋烏賊調査プラスα
三重県の尾鷲方面に、この方と秋烏賊調査に行ってきました。
22時に京都を出発して現地に到着したのは1時過ぎ、微妙に遠いと感じる距離なんだけど、釣りのためなら近い近い。(^^;
到着すると、仮眠用テントの設営をするhiroponさんを横目に早速釣りの開始です。
実は、常夜灯があると聞いていた事もあり、暗いうちはアジを狙っていたんですが、全く釣れない。(ノ_・。)
結果を出せないMキャロ。テンション下がります。
気を取り直して少し仮眠をした後は、エギングです。
マズメに入り、連続 4杯 GET!! (^_-)v
新子と言うより、少し成長した高学年というサイズ(帰宅後に測定すると、すべて胴長16cm)。
同級生だね。しかも全く同じサイズ。本当に兄弟かもね。
可愛い引きを楽しませてくれるギリギリのサイズ。
クッ!って感じのアタリが楽しぃ〜。
その後、日か高くなると暑くて釣りになりません。
ただ、あちらこちらに4cm〜5cmの新子を多数発見。
どうだろう、パッと見たところ1つの集団で20匹以上は泳いでます。
1ヶ月もすると随分大きくなるんだろうな。
待ってるぞぉ〜。待ってなさい!
さて、朝8時には釣りも終わり、次は“水着を持ってきなさい”と言っていた hiropon さんと海水浴です。(^^;
「釣り」→「海水浴」というん流れは初めてです。
しばし、クールダウン。
海にプカーと浮かび目を開けると、もう夏の空ではありません。
同じ空なんだけど、何が違うんだろう。
今日は、楽しいな〜。
やっぱり、会社を休んで行く釣りは最高だな〜。
しかし、hiropon さん、「浮き輪」に「ゴーグル」に「スノーケル」。。。ヾ(・・;)ォィォィ
帰宅後、少し疲れているんですが、もう1つある釣り人の楽しみ。
食べ頃サイズ。これが最高!
娘が大好き!
ゲソをサッと煮ただけ。
美味い!
幸せな休日でした。
2010/08/28 (Sat.) Comment(0) 釣り